ABOUTこれまでの取り組み

2020

キックオフイベント

函館市民にとってはなじみの薄いブリ。地域で愛される魚になってもらえるようにと願いを込め、北海道大学名誉教授の桜井先生による基調講演や、函館・道南のブリリアントパーソンによるトークセッションなど、ブリの魅力や活用方法などについて多様な立場からの意見交換を行いました。

ブリメニューの試食会

函館市内の和食料理屋「炭火割烹 菊川」花板 菊池隆大氏を中心としたチームが「ブリメニュー」の開発に着手。ブリのなめろう、ブリジンギスカン、ブリのバターご飯など様々な新メニューを考案し、試食会で初披露しました。その中でも一番好評だったのが「ブリたれカツ」でした。

「函館ブリたれカツ」誕生

アイデア出しや試食など、試行錯誤を繰り返した末、2020年10月に「炭火割烹 菊川」花板 菊池隆大さん監修のもと、「函館ブリたれカツ」が誕生!臭みをとりふっくら仕上げる工夫が盛り込まれたレシピをWEBサイトで公開しました。

「親子地ブリツアー」開催

「ブリ」を食べるだけでなく、もっと地元の海に起きている変化を知ってほしいという思いから、1泊2日の親子ツアーを開催。漁港でのブリの水揚げの見学、ブリのつかみ取り体験や親子で楽しめるゲームといった特別な体験の他、ブリのフルコースが味わえる朝食等、ブリの魅力を存分に体感できるプログラムを実施しました。
参加したこどもたちからは「ブリを初めて食べたが、大好きな魚になった」との声も!

学校給食に函館ブリたれカツが
初登場!

「函館ブリたれカツ」を、地元の子どもたちにも味わってほしいという思いから、教育委員会や小学校への相談をスタート。給食センターがある小学校と打ち合わせを重ね、函館市立北美原小学校の全校生徒の給食に「函館ブリたれカツ」が登場することに!647名の生徒に届けることができました。

「函館ブリフェス2020」開催

函館でのブリの漁獲が最盛期を迎える秋。海洋環境の変化とブリ食文化の普及について地域の多くの人に知ってもらうため、ブリにまつわる様々な企画を一斉に実施する「函館ブリフェス」を初開催しました。函館近郊の飲食店20店舗にて1週間に渡って行われる「函館ブリたれカツ」の販売や、函館コミュニティプラザGスクエアでのブリステーション設置(パネル展示)、豪華プレゼントが当たるスタンプラリーなど、市民のみなさんからは好評でした。

2021

「函館ブリたれカツバーガー
(BTKB)」誕生

函館ブリたれカツを若い世代にも親しんでもらいたいと、道南エリアの若手料理人3名(「炭火割烹 菊川」花板の菊池隆大さん /「和×燻製 輝なり」店主の白戸光さん / 「こっぺん道土」近藤舞子さん)全面協力のもと、「函館ブリたれカツバーガー」が誕生!函館産赤カブの千枚漬け、函館産真昆布のペーストなど、ブリ以外の具材にも地元の食材を取り入れたオリジナリティあふれるバーガーが完成しました。(レギュラー、タルタル、鬼おろしの3種類の味を開発いたしました。)

道南各地で移動販売
BTKBキャラバン!

道南エリアの方々にも地ブリを味わって欲しい。そんな思いで、函館ブリたれカツを調理販売できるキッチンカーを用意し、毎週末、道南各地を訪れて、できたての函館ブリたれカツバーガーを販売しました。
早い時には2時間半で100個のバーガーが売り切れになるほど大盛況でした!(※2021年9月をもってBTKBキャラバンは終了しました。)

学校給食に函館ブリたれカツが
再び登場!

2021年は函館市内10校の小学校で、函館ブリたれカツが再び給食に!全2,934名の子供たちにブリを味わってもらう機会となりました。ブリたれカツをバンズにはさんだBTKBスタイルで給食に登場した小学校も!

ブリフェス2021開催

前年よりも規模を拡大し実施した「函館ブリフェス2021」。函館市内/近郊合わせて38店舗の飲食店がオリジナリティあふれるタレを開発し、1ヶ月間に渡って函館ブリたれカツを販売しました。また、スーパー22店舗の惣菜コーナーでも函館ブリたれカツを販売していただき、豪華景品が当たるSNSキャンペーンを実施するなど、取り組みも広がりました。
ブリフェス期間だけでの函館ブリたれカツ総販売食数は、なんと”12,550”食!

函館地ブリパーク開催

美味しく、楽しく、ブリに触れて海について考えることができる機会を作りたい!と、2021年10月10日に函館蔦屋書店にて1Dayイベントを開催しました。中でも人気だったのが、小学生を対象とした「お仕事体験!地ブリワークス for kids」。海で獲られたブリが食卓に並ぶまでに、どのような人やお仕事が関わっているのかを、実際に各分野のプロとして働いている人と一緒に体験しながら学ぶプログラムでした。

2022

「函館ブリ塩ラーメン試食会」開催

これまで開発してきた函館ブリたれカツなどとは違うブリの味わい方を模索した結果、出汁としての活用に辿り着きました。ブリ丸ごと1匹を煮出し、抽出したエキスを使ったスープの「函館ブリ塩ラーメン」の(関係者向け)試食会を開催いたしました。
参加者からは「スープが透きとおっており、あっさりかと思いきやブリ節のコクがしっかりあり、思わず飲み干してしまうほど美味しかった」と大変好評でした。

「函館ブリ塩ラーメン
お披露目イベント」開催

ブリの消費拡大と地元の食文化への定着を目指し新しく開発した「函館ブリ塩ラーメン」を地元の方々にお披露目するイベントを開催しました。ラーメン開発に携わっていただいた関係者とのトークセッション、今年度の活動内容などの発表を行う「函館地ブリフォーラム」の他、地元の方に気軽に召し上がっていただくため、特別価格の100円でミニラーメンを販売しました。
トークセッションでは、ブリの加工品の可能性についてお話も。「海で獲れるものはその日、その時になってみないとわからない。だからこそ、獲れないものを嘆くのではなく、獲れたものをどう美味しく工夫できるかということを考え、食卓に並ぶ食材も変化させていこう。」という登壇者からの熱いメッセージもありました。

「函館朝市 地ブリショップ」
オープン

観光地としても有名な函館朝市駅二市場内に、ブリの加工品の販売や飲食メニューの提供を行う「函館朝市 地ブリショップ」をオープンしました。オープンに伴い、日本財団「海と日本プロジェクト」特別推進パートナーでもある「サザエさん」によるテープカットや、サザエさんと一緒に記念撮影ができる特設ブースを用意。これには地元の子供たちも喜んで参加していました。また、この日は海の日ということで、特別企画として函館ブリたれカツの無料提供も実施しました。
函館に訪れていた観光客の方々にも召し上がっていただき、「函館は海鮮の街だと知っていて旅行に来たが、まさかブリの漁獲量が全国1位だとは知りませんでした」など、驚きの声もあがりました。

函館市内の小・中学校10校の給食メニューとして、函館ブリたれカツを無償提供

子どもたちにもブリを美味しく食べることをきっかけに、漁獲量急増の原因とされる海洋環境の変化などの背景や海の未来に関心を持ってもらいたい。そんな目的のもと、函館市内の小中学校10校・約4,000名の生徒の給食メニューとして、函館ブリたれカツを無償で提供しました。
いただきますの前には、紙芝居などを使いながら、地元の海に起きている変化やブリの生態を学ぶことができるミニ講座を実施。
生徒たちからは「日本で一番ブリが獲れているのは北海道だと初めて知った!」「帰ったらお母さんにブリたれカツを教えて家でも作ってもらいたい!」と嬉しい声をたくさん聞かせてもらいました。

函館ブリ塩ラーメンが『令和4年度北海道新技術・新製品開発賞』食品部門で大賞を受賞!

北海道では、本道工業等の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図るため、平成10年から道内の中小企業者等が開発した優れた新技術・新製品に対し、北海道新技術・新製品開発賞表彰を行っています。(お土産用)函館ブリ塩ラーメンは、技術力や新規性、独創性などが評価され、令和4年度食品部門にノミネートされた全製品の中から特に優れたものとして大賞を受賞しました!
授賞式には当団体の事務局長である國分が出席し、北海道知事より賞状を授与いただきました。
函館ブリ塩ラーメンに使用している「ブリ節」は、実はカツオ節と同等の旨味成分があり、出汁としても非常に優秀な食材です。まだまだ可能性を秘めているブリに今後も期待が高まる表彰式となりました。

「函館ブリフェス2022」開催

函館近海でのブリ漁獲量が最盛期を迎える秋、函館市内・近郊の飲食店と連携したブリメニューの開発・販売や、スーパーと連携した「函館ブリたれカツ」の販売、ブリを食べて写真を投稿すると抽選で豪華景品が当たるSNSキャンペーン、ブリメニューを食べてスタンプを貯めるとブリ丸ごと1匹など豪華景品が当たる「ブリホッピング!スタンプラリー」、子供向けイベント「函館地ブリパーク」など様々な企画を行いました!
今年で3回目となる今回は過去最高の64店舗が参加。飲食店の中にはブリたれカツを巻き寿司にしたり、タコスに挟んだりと、これまでにない食べ方を提案する店舗もあり、ブリ食文化の広がりを見せた期間となりました。

「函館地ブリパーク2022」開催

10月30日(日)には1ヶ月続いたブリフェスの締めくくりとして、美味しく楽しく海に親しむことができる子供向け1Dayイベント「函館地ブリパーク」を開催しました。会場内にはブリメニューや加工品の販売、お子様向けの縁日ブース、ブリにまつわるお仕事をプロの方と一緒に体験できる小学生向けプログラム「お仕事体験!地ブリワークス for kids」など、楽しみながら海について学ぶことができるコーナーが勢揃い。昨年初開催した際には、「お仕事体験!地ブリワークス for kids」の人気が殺到しすぐに定員に達したため、今年は規模を拡大。また、小学生以下のお子様でも楽しみながら海について学ぶことができるよう、海ゴミを的に見立てた射的や、砂浜に隠れている小さなプラスチックを見つけて数えその数を競って景品をゲットする体験コーナー、遊びながら海を学ぶ縁日ブースなど、ここでしか体験できないオリジナルプログラムを実施した1日となりました。