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函館ブリ塩ラーメンが『北海道新技術・新製品開発賞』食品部門で大賞を受賞!

一般社団法人Blue Commons Japanが開発した【函館ブリ塩ラーメン】が、このたび『令和4年度北海道新技術・新製品開発賞』の食品部門において大賞を受賞いたしました👏✨

■北海道新技術・新製品開発賞とは
北海道では本道工業等の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図るため、平成10年から道内の中小企業者等が開発した新規性、独創性の高い優れた新技術・新製品を表彰をしており、「ものづくり部門」、「食品部門」、「デザイン部門」の3種類で構成されています。
WEBサイト:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/ssg/monodukuri/r4singijutujushou.html

開発ヒストリー

北海道函館市は、日本有数の「イカの産地」として有名でしたが、近年、地球温暖化の影響により海水温が上昇し、冷水を好むイカの漁獲量が激減する一方で、これまで漁獲量が少なかった『ブリ』が急増しています。しかし、地域ではブリを食べる食文化が無かったため消費量は全国平均の半分程度と低迷。また、函館近海で獲れるブリは、『イナダ』と呼ばれるサイズが小さいものや、脂がのっていないパサつき感のあるブリが多いこともあり、イメージの改善が急務でした。そこで一般社団法人Blue Commons Japanは、身に脂分が少ないブリの特徴を最大限に活かし、ブリから出汁をとることに注目。食を通じて豊かな海を未来へ繋いでいくために推進するプロジェクト「函館ブリリアントアクション」を掲げ、ブリをきっかけに海の変化を知ってもらうことをコンセプトにし、開発におよそ1年かけ2022年6月に函館ブリ塩ラーメンを完成させました。

▼函館ブリ塩ラーメン乾麺2食入り

『函館ブリ塩ラーメン』の特徴

まるごとのブリを長時間茹で丁寧に抽出したブリのエキスと、豚や魚介から出汁を取り透き通った函館塩ラーメンスープをかけ合わせたハイブリットスープは、あっさりしているがしっかりとコクを感じられるのが特徴。脂分が少ないブリだから作ることができる『ブリ節』の粉末が付属されており、溶かしながら食べると香りやうまみの変化が楽しめます。食品加工研究センターの研究によるとブリ節は、うまみ成分はカツオ節など他の節と同等程度に高い数値が記録されていて、後味が濃厚ということから出汁に向いていると発表されています。

▼函館ブリ塩ラーメンの調理例


▼函館産のブリを使用し製造されたブリ節

授賞式レポート

2022年10月21日(金)に、北海道庁本庁舎にて、『令和4年度北海道新技術・新製品開発賞』の一般社団法人Blue Commons Japanが受賞した食品部門やその他、ものづくり部門、デザイン部門などの授賞式が行われました。函館ブリ塩ラーメンは、技術力や新規性、独創性などが評価されノミネートされた全製品の中から特に優れたものとして大賞を受賞いたしました。

授賞式には、一般社団法人Blue Commons Japanの事務局長である國分晋吾氏が出席し北海道知事の鈴木知事より賞状を授与されました。國分氏は「近年急増した「ブリ」を新たな北海道の資源とすることで、地域を盛り上げ、豊かな海の食文化を未来に引き継ぐことを目的に、2020年から始めたブリ食文化づくりのアクションで、このような賞をいただき、本当に光栄です。道南で取れるブリの特徴(魚体が小さく脂が少ないので出汁に最適)を活かし、函館の食文化(塩ラーメン)を融合させることで、新たなマーケットを開拓し、海洋環境変化に食文化を適応させる全国モデルとしても、活動していけるよう挑戦を続けていきます。」と感謝の意と今後の抱負を語りました。